デバイスに静的IPアドレスを割り当てる方法

デフォルトでは、ルーターはルーターに接続するすべてのデバイスに動的IPアドレスを割り当てます。これはDHCP（動的ホスト制御プロトコルの略）と呼ばれます。ただし、ネットワークに接続するたびに、デバイスが同じIPアドレス（つまり静的IP）を持つ必要がある場合があります。理由は、

• インターネットからコンピューターにアクセスします。
• 同じネットワーク上の2つのデバイス間でデータを共有します。
• ネットワークプリンタまたはNASにすばやくアクセスします。
• コンピューターをメディアサーバーとして使用します。
• または、職場のWiFiでは静的IPアドレスを使用する必要があります。

どのIPアドレスを選択する必要がありますか？

ネットワーク上の2つのデバイスが同じIPアドレスを持っている場合、競合が発生します。ルーターによっては、インターネットはどちらか一方または両方で機能しません。したがって、コンピュータに一意のIPアドレスを割り当てることが重要です。未使用のIPアドレスを選択する方法はいくつかあります。

たとえば、最初 にデバイスのIPアドレスを見つけます。たとえば 192.168.1.7です。次に、最初の3つの値（つまり、192.168.1）をそのままにして、最後の桁を192.168.1.222のような遠い数字に置き換え ます。ただし、最後の桁が 0〜255の 範囲であることを確認してください。

ほとんどのデバイスに静的IPアドレスを割り当てるのは簡単です。ネットワーク設定に移動し、DHCPオプションを探して、オフにするだけです。これを行うと、静的IPアドレスを入力するためのテキスト領域が表示されます。そこに新しいIPアドレスを入力し、変更を保存します。それだけです。

それでは、静的IPアドレスをさまざまなオペレーティングシステムに割り当てる方法を見てみましょう。

1. Windows10 / 8/7でIPアドレスを割り当てます

これは、コマンドラインからすばやく実行できます。最初に、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、およびネットワークアダプタ名を見つける必要があります。私の場合、Wi-Fiネットワークを使用しているため、アダプター名はWi-Fiです。自分のものを見つけるには、次のコマンドを入力するだけです。

ipconfig

出力を取得したら、その下にIPがリストされているネットワークアダプタを見つけます。アダプタ名は、ネットワークタイトルの末尾に接尾辞が付いた1語の名前です。サブネットマスクとデフォルトゲートウェイアドレスも必要になります。

アダプタ名、サブネットマスク、およびデフォルトゲートウェイを取得したら、次のコマンドを実行します。

netsh interface ip set address name = "Wi-Fi" static 192.168.1.106 255.255.255.0 192.168.1.1

ここで、Wi-Fiは、構成に応じて、アダプター名とIP、サブネットマスク、およびゲートウェイアドレスに置き換える必要があります。

これにより、IPアドレスがDHCPから、指定した静的IPアドレスを使用した手動に変更されます。

混乱しすぎた場合は、あなただけではありません。はるかに直感的なGUIを介して同じことを行うことができます。サブネットマスクとデフォルトゲートウェイアドレスが必要です 。これらの詳細を見つける方法については、上記の手順を参照してください。アドレスを書き留めたら、[ スタート ]メニューを クリックして、[ネットワークと共有センター]と入力します。 ネットワークと共有センターのアイコンが表示されたらクリックします。

または、Windows 10を使用している場合は、[スタート]メニューを右クリックして、[ネットワーク接続]をクリックします。

新しいウィンドウが開きます 。[アダプタオプションの変更]をクリックします。

現在のネットワークアダプタ（WiFiなど）を右クリックして、[プロパティ] を選択し ます。

新しいウィンドウが表示されたら、[ インターネットプロトコルバージョン4（TCP / IPv4） ]を選択し、[プロパティ  ]をクリックし ます。

ポップアップウィンドウが表示されたら、[必要なIPアドレスを入力してください]を選択し、 IPアドレスを入力します。[サブネットマスクの場合] 、および[デフォルト ゲートウェイアドレス]に、前に書き留めた値を入力します。次に、[OK]をクリックして変更を保存します。

動的IPに切り替えるには、[IPアドレスを自動的に取得する]をクリックします。これを有効にすると、システムはルーターから動的にIPアドレスの選択を開始します。

2.Ubuntuで静的IPを設定する方法

Ubuntuでは、ターミナルまたはGUIを介して静的IPアドレスを設定できます。まず、コマンドラインから始めましょう。デスクトップの任意の場所を右クリックして、ターミナルを開きます。

ターミナルウィンドウが開いたら、コマンドを実行する必要があります。静的IPを設定し、それを取得するには、端末で次のコマンドを実行するために、サブネットマスクとネットワークアダプター名が必要です。

ifconfig -a

サブネットマスクを書き留めたら、私の場合は255.255.255.0になり、さらに先に進むことができます。

それは非常にシンプルで簡単です。ネットワークアダプタの設定を開く必要があります。これを行うには、デスクトップの右上隅にあるネットワークアイコンをクリックします。

次に、アクティブなネットワークをナビゲートし、展開ボタンをクリックしてその他のオプションを表示します。[有線設定]をクリックして、[ネットワーク]メニューを開きます。

[有線設定]ダイアログが表示されたら、[ネットワーク]ページが表示されていることを確認してください。アクティブなネットワークの横にある[設定]アイコンをクリックして、アダプタのプロパティを開きます。

ポップアップが表示されたら、[IPv4]タブに移動してIP設定を変更します。

[IPv4]タブで、[手動]というラジオボタンを選択します。一部のテキストフィールドが表示されます。それに応じて、IPアドレス、ネットマスク、およびゲートウェイを入力する必要があります。検証されたら、[適用]ボタンをクリックして変更を登録できます。

ここでも、変更を有効にするためにネットワークを再起動する必要があります。コマンドラインから手動で行うことも、ネットワークアダプタのスイッチをオフにしてからオンにすることもできます。完了したら、端末でifconfigを実行してIPアドレスを確認します。以前に指定したものと同じIPアドレスである必要があります。

3.Macで静的IPを設定する方法

macOSを使用している場合、静的IPの設定はUbuntuの設定と非常によく似ています。ただし、ここではサブネットマスクやデフォルトゲートウェイアドレスは必要ありません。デスクトップの左上隅にあるアップルアイコンを右クリックします。 ドロップダウンリストから[ システム環境設定]をクリックします。

[システム環境設定]ダイアログボックスが表示されたら、[ネットワーク]に移動し、それをクリックして[ネットワーク設定]を開きます。

または、Cmd + Spaceを押してSpotlight検索をトリガーすることもできます。検索バーに「ネットワーク」と入力し、表示されたらアイコンをクリックします。これにより、ネットワーク設定に直接移動します。

ポップアップウィンドウから、アクティブなネットワークインターフェイスを選択します。たとえば、WiFiネットワークに接続しているので、アクティブなネットワークは Wi-Fiです。[アクティブなネットワーク]タブが表示されていることを確認してから、[詳細]をクリックし ます。

新しいウィンドウで、そのアダプタの構成設定が開きます。[ TCP / IP]タブをクリックして、IP設定に移動します。

[IPv4の構成]メニューから、[手動アドレスでのDHCPの使用]を選択します。 IPv4アドレスに静的IPアドレスを入力し、[サブネットマスクとルーター]フィールドをデフォルトのままにします。[OK]をクリックして変更を保存します。

これで、ifconfigを実行すると、システムは以前に定義した静的IPを使用する必要があります。IPが変更されていない場合は、Wi-Fiを再起動してみてください。修正されるはずです。

動的IPに戻すには、[IPv4の構成]メニューから[ DHCPの使用]に戻ります。

4.Androidで静的IPを設定する方法

静的IPの設定は、Androidでネイティブに実行できます。しかし、それを行う方法は、メーカーのスキンのためにすべての電話で異なる場合があります。Pixel3でそれを行う方法を見ていきます。プロセスは、他のスマートフォンでも同様であるはずです。[設定]メニューに移動し、 [ネットワークとインターネット]をタップします。メニューの上部にWi-Fiが表示され、それをタップしてWi-Fi設定に移動します。

接続しているネットワークがリストの一番上にある必要があります。Wi-Fiネットワーク名の横にある設定アイコンをタップします。

ポップアップが開くと、メニューの下部にIP設定が表示されます。デフォルトのオプションは「DHCP」です。それをタップしてIP構成を変更します。

表示されたドロップダウンメニューから「静的」を選択します。目的のIPアドレスを入力し、他のオプションはデフォルトのままにします。他のデバイスが同じIPを使用していないことを確認してください。Fingと呼ばれる小さなユーティリティを使用して、ネットワーク内の他のデバイスのIPアドレスを確認できます。詳細なプロセスについては、ネットワーク上の任意のデバイスのIPアドレスを見つける方法に関する記事を確認してください。IPを入力したら、[保存]をクリックして変更を登録します。これで、Androidフォンが目的のIPアドレスの使用を開始するはずです。

ほとんどすべてのAndroidバージョンでは、静的IPアドレスを設定するオプションがあります。一部のまれな古いAndroidバージョンでは、 WiFiStaticなどのサードパーティアプリを使用できます 。それは無料で、ROOTを必要としません。

動的IPに戻すには、同じ手順を繰り返し、代わりにIP設定から「DHCP」を選択します。

5.iPhoneおよびiPadで静的IPを設定する方法

iPhoneまたはiPadを使用している場合は、静的IPアドレスをネイティブに設定できます。ネットワークのサブネットマスクが必要になります。これはWi-Fi設定から取得でき、以降の手順で確認します。開始するには、ドックの[設定]アイコンをクリックして[設定]メニューを表示します。

次に、[設定]メニューページで、[ Wi-Fi ]をタップしてWi-Fi設定に移動します。

Wi-Fiページの上部に、接続されているWi-Fiネットワークが表示されます。その横にある「i」ボタンをクリックします。これにより、Wi-Fi構成ウィンドウが開きます。

Wi-Fi設定ページが表示されると、「IPの構成」というオプションが表示されます。デフォルトでは、これは自動に設定されます。このオプションのすぐ下に「サブネットマスク」が表示されます。以降の手順で必要になるため、メモしておいてください。静的IPを設定するには、[IPの構成]を[手動]に変更する必要があります。それをタップすると、IPv4設定ページが開きます。

「IPv4の構成」ページには3つのオプションがあります。そこから「手動」を選択します。手動IPを有効にするとすぐに、IPアドレス、サブネットマスク、ルーターを入力するための追加のテキストフィールドが下部に表示されます。選択したIPアドレスと、前の手順で書き留めたサブネットマスクを入力する必要があります。これで、両方のフィールドに入力すると、右上隅の保存ボタンが有効になります。それをクリックして、静的IP構成を保存します。

これで、Wi-Fi設定ページに戻ると、デバイスが静的IPアドレスを使用していることがわかります。これは、IP構成メニューで設定したものと同じIPアドレスである必要があります。

この静的IPアドレスは、その特定のWi-Fiネットワークにのみ適用されます。他のWi-Fiネットワークに接続すると、それに応じてIPが変更されます。

6.ルーターから任意のデバイスに静的IPを設定する方法

 ワイヤレスプリンター���PS4、NAS、IPカメラ、RaspberryPiなどの他のネットワークデバイスにはインターフェイスがありません。したがって、ネットワークを構成するには、リモートで接続するか、ルーターを使用する必要があります。ルーターにアクセスできる場合は、ネットワークデバイスに静的IPを設定するのが最も簡単で便利な方法です。この方法を他の方法よりもお勧めします。

したがって、静的IPアドレスを任意のネットワークデバイスに割り当てるには、ルーターのWebポータルにログインする必要があります。Webポータルのアドレス、ユーザー名、およびパスワードは、ほとんどがルーターの背後に印刷されています。ルーターに物理的にアクセスできない場合、WebポータルのURLはほとんどの場合PCのゲートウェイアドレスです。これを見つけるには、コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力します。

ipconfig | findstr「デフォルトゲートウェイ」

Webポータルをロードしたら、資格情報を使用してログインします。現在、ルーターごとに異なるWeb UIがありますが、全体的な構造は同じです。基本的に、IPアドレスをデバイスのMacアドレスとホスト名にリンクする必要があります。したがって、ネットワークデバイスのMACアドレスとホスト名を見つける必要があります。これを行うには、次のスクリーンショットのようなDHCPクライアントリストを探します。

DHCPクライアントリストでMACアドレスとホスト名を取得できます。MACアドレスとホスト名を書き留めたら、さらに先に進むことができます。ほとんどのルーターでは、[  IPMacバインディング]または[DHCP静的IP  ]オプションの下に静的IPを設定するオプションがあります。dd-wrtなどのカスタムROMを使用している場合は、[サービス]タブに移動すると、DHCPサーバーが表示されます。[DHCPサーバー]で、[追加]ボタンをクリックして静的リースのエントリを追加します。

[追加]ボタンをクリックすると、新しい行が作成されます。MACアドレス、ホスト名、目的の静的IP、およびリース時間を入力する必要があります。リース時間は、IPが更新されるまでの分単位です。特定のホストに1つのエントリのみを追加しているため、更新後もIPは同じになります。完了したら、[変更を保存]をクリックします。

ルーターで正常に構成したら、デバイスでWi-Fiを再起動するだけです。接続すると、静的IPの使用を開始する必要があります。問題が発生した場合は、正しいMACアドレスとホスト名を使用していることを確認してください。確認するには、コマンドipconfigを実行するか、ルータのDHCPクライアントリストをもう一度確認します。

これらの変更はROMに書き込まれるため、ルーターを再起動しても静的IP構成は変更されません。動的IPに戻るには、IPリースからエントリを削除するだけです。

次は何ですか

ルーターとネットワークデバイスでIPの構成を開始したら、TelnetとSSHの構成に取り掛かることができます。Windows 10で Telnetサーバーを有効にする方法、リモートサーバーを管理するためのiOSに最適なSSHクライアント、および Androidに最適な6つのFTPクライアントに関する簡単な記事 をご覧ください。2つのネットワークデバイスに同じIPを割り当てると、デバイスが役に立たなくなるため、デバイスに割り当てられた静的IPを書き留めておくと注意が必要です。

また読む：  Windows | Mac | Android | iOSでDNSを変更する方法