CentOS8にTomcat9を簡単にインストール

このチュートリアルでは、CentOS8にTomcat9を簡単にインストールできることを確認します。このデモの目的で、Tomcat9.0.39バージョンをインストールします。

Apache Tomcatは、JavaWebページを提供するように設計されたオープンソースのWebサーバーです。これは広く展開されており、世界中のさまざまなミッションクリティカルなWebアプリケーションを強化しています。

Apache Tomcatは、Javaアプリケーションを提供するために使用されるWebサーバーおよびサーブレットコンテナです。Tomcatは、Apache SoftwareFoundationによってリリースされたJavaサーブレットおよびJavaServerPagesテクノロジのオープンソース実装です。

前提条件

• CentOS8がインストールされた専用サーバー
• rootまたは非rootのsudoユーザー

ステップ1-サーバーを最新の状態に保つ

まず、EPELをインストールしてサーバーを更新します。

# yum install epel-release -y

# yum update -y

ステップ2-JAVAをインストールする

次のコマンドは、JAVA JDK11をインストールします。

# dnf install java-11-openjdk-devel -y

Javaのバージョンをチェックして、インストールを確認します

# java -version

出力：

openjdk version "11.0.8' 2020-07-14 LTS
OpenJDK Runtime Environment 18.9 (build 11.0.8+10-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.8+10-LTS, mixed mode, sharing)

ステップ3-Tomcatユーザーを作成する

セキュリティ上の理由から、Tomcatは非特権ユーザー（つまりrootではない）として実行する必要があります。/ bin / nologin bashを使用して新しいユーザーを作成します。これにより、誰もそのユーザーでログインできなくなり、Tomcatサービスが実行されます。

# useradd -s /bin/nologin tomcat

次に、ディレクトリを作成し、Tomcatをダウンロードします。

# mkdir /usr/local/tomcat9

ステップ4-ApacheTomcat9.0.39をダウンロードして解凍します

それでは、wgetを使用してTomcatアーカイブをダウンロードしましょう。wgetがインストールされていない場合は、＃dnf install wget-yコマンドを使用してインストールできます。

Tomcat9���ダウンロードページでTomcat9の最新バージョンを見つけます。

# wget http://www-us.apache.org/dist/tomcat/tomcat-9/v9.0.39/bin/apache-tomcat-9.0.39.tar.gz

次のコマンドを使用して、アーカイブをそこに抽出します。

# tar -xvf apache-tomcat-*tar.gz -C /usr/local/tomcat9/ --strip-components=1

ここで、/ usr / local / tomcat9 /ディレクトリの所有権を変更する必要があります。

# chown -R tomcat:tomcat /usr/local/tomcat9

ステップ5-ApacheTomcat用のSystemdユニットファイルをセットアップする

Tomcatをサービスとして実行するには、systemdサービスファイルを設定する必要があります。次のように入力して、/ etc / systemd / systemディレクトリにファイルを作成します。

# vi /etc/systemd/system/tomcat.service

次の情報をサービスファイルに追加します。必要に応じて、JAVA_HOMEの値を変更して、システムで見つけた値と一致させます。

[Unit]

Description=Apache Tomcat Server

After=syslog.target network.target

[Service]

Type=forking
User=tomcat
Group=tomcat

Environment=CATALINA_PID=/usr/local/tomcat9/temp/tomcat.pid
Environment=CATALINA_HOME=/usr/local/tomcat9
Environment=CATALINA_BASE=/usr/local/tomcat9

ExecStart=/usr/local/tomcat9/bin/catalina.sh start
ExecStop=/usr/local/tomcat9/bin/catalina.sh stop

RestartSec=10
Restart=always

[Install]

WantedBy=multi-user.target

保存して終了。

次に、systemdデーモンをリロードして、サービスファイルを認識できるようにします。

# systemctl daemon-reload

次のコマンドを使用して、Tomcatサービスを開始して有効にします。

# systemctl start tomcat

# systemctl enable tomcat.service

tomcat.serviceが正常に開始されてアクティブになったことを確認するには、次のコマンドを実行します。

# systemctl status tomcat

次のコマンドを使用して、Tomcatのバージョンと情報を確認できます。

# /usr/local/tomcat9/bin/version.sh

ステップ6-ファイアウォールを構成する

WebブラウザでApacheTomcatをテストするには、ファイアウォールルールを変更する必要があります。

# firewall-cmd --zone=public --permanent --add-port=8080/tcp

# firewall-cmd --reload

ステップ7-ユーザーを追加する

Tomcatサーバーにログインするには、ユーザー名とパスワードを構成する必要があります。これを行うには、tomcat-users.xmlファイルを編集します。

# vi /usr/local/tomcat9/conf/tomcat-users.xml

タグの間に次の行を追加し、manager-guiとadmin-guiにアクセスできるユーザーなどの役割をサーバーに割り当てます。1人のユーザーに両方の役割を割り当てることができます。

注：任意のユーザー名とパスワードを設定できます。

保存して終了。

ステップ-8TomcatWeb管理インターフェースを構成します

新しいバージョンのApacheTomcatは、ManagerAppとHostManagerへのアクセスを制限します。マネージャーアプリとホストマネージャーにアクセスするには、制限を変更する必要があります。これはcontext.xmlファイルで実行できます。

Managerアプリの場合は、次のように入力します。

# vi /opt/tomcat/webapps/manager/META-INF/context.xml

Host Managerアプリの場合は、次のように入力します。

# vi /opt/tomcat/webapps/host-manager/META-INF/context.xml

内部で、IPアドレスの制限をコメントアウトして、どこからでも接続できるようにします。または、自分のIPアドレスからの接続へのアクセスのみを許可する場合は、パブリックIPアドレスをリストに追加できます。

保存して終了。

変更を有効にするには、Tomcatサービスを再起動します。

# systemctl restart tomcat

それでおしまい。インストールと構成が完了しました。

これで、Webブラウザから次のURLにアクセスして、ApacheTomcatのインストールをテストできます。

http://[your-neotechsystems-server-IP]:8080